2009年03月20日

イチロー覚醒!岩隈神降臨!崖っぷちのサムライがWBC準決勝進出の巻。

サムライが崖っぷちで踏みとどまりました!

負ければすべてが終わるキューバ戦。キューバと日本、世界に名だたる野球強国のいずれかがここで消えるという、この運命の一戦。霧立ち込めるペトコ・パークは、日本の世界一への道のりをも霧中にかき消すかのような白一色の世界。この霧を抜けたとき、サムライはどこにいるのか。歓喜の行軍を続けているのか、あるいは脇差を手に正座しているのか…まさに死線を越える戦いでした。

日本の先発は今大会際立った安定感を見せる岩隈。キューバの先発は前回の日本戦でただ1人好投を見せたマヤ。またもロースコアのゲームか、と韓国戦での嫌な負け方も頭をよぎりました。実際、立ち上がりは両投手の好投で得点の気配すらない投手戦。1本のホームラン、1つのエラー、ほんのわずかなきっかけで、勝利の女神が微笑む相手を決めてしまいそうなギリギリの勝負です。

この日、女神に愛されたのは日本でした。

4回表日本の攻撃、振り返ればこの回を制した方が、この試合の勝者となっていただろうポイント。日本は一死から青木がセンター前に運び、続く稲葉がライトの頭を越える二塁打。日本久々の長打と、クッションボールの処理を誤るライト、そして青木の足。誰もが先制点を計算したこの場面で青木は三塁ストップ。この判断が凶と出れば、日本は「慎重」という名の消極性で、勝負の流れまでも失いかねない場面でした。案の定5番・村田は浅めのセンターフライで犠牲フライにもならず二死ニ・三塁。迎える打者は小笠原。「またフルスイング三振か」「ブン!ブン!ブン!」と全国からチクリチクリ嫌味を言われたに違いありません。僕も心でそう思いながら、この回が0点に終われば負けるな…と覚悟したほど。

しかし、小笠原は誰の嫌味にも、どんな空気にも負けずに己を貫く、ミスター・フルスイングでした。

カウント2-2からの6球目、最後までフルスイングを貫いた小笠原の打球はセンター後方へ。センターはその打球にグラブを伸ばし、一瞬ボールをとらえます。ダメか。終わった。岩隈見殺し。日本中が悲嘆にくれたその刹那、ボールはセンターのグラブを弾いて地面へ。まさかの落球で、日本は大きな大きな大きな2点を先制したのです。

叩かれても叩かれても縮こまることのない小笠原のフルスイングが、わずかにキューバのグラブを押し退けた。1度目の対戦で太陽がキューバの落球を誘ったように、この日は霧がボールを包み隠してくれた。いや、これはそんな理屈では片付けられないワンプレー。キューバ・セスペデスも打球を追って懸命に背走し、精一杯に手を伸ばしたのです。背中越しに差し出したグラブ、ボールがそこでおさまるか落ちるかという、エラーと呼ぶのもカワイソウな難しいプレーでした。両国の意地と力がぶつかり合い、悩みに悩んだ末に「野球が日本を選んだ」のだ…僕はそう思いたいのです。

この2点で日本は流れを引き寄せ、終わってみれば5-0の完勝。苦しみながらも、やはりサムライはサムライでした。前回大会王者として、世界の屈指の野球強国として、ついに準決勝へと駒を進めたのです。そこには、ベネズエラが、アメリカが、日本を待ち受けています。いよいよ始まるメジャーリーガーとの決戦。世界一への最後の戦いを、とくと見せてもらいましょう。

頑張れ、野球日本代表!頼むぞサムライジャパン!

…ということで、サムライの崖っぷちでの踏ん張りを、19日にTBSが中継した「WBC第2ラウンド 日本VSキューバ戦」からチェックしていきましょう。



◆てゆうか、決勝まで行ったら絶対岩隈先発だろ!ダルじゃない!

やはり、先発がビシッと投げてくれると試合は楽になります。この日先発の岩隈は6回を投げて5安打を許しますが、与えた四球は1つ、許したランナーも二死以降ということで、非常に安定した投球内容。この安心感は、湿りがちな日本打線をリラックスさせてくれるもの。さすが21勝、さすが沢村賞。あるいは、この男が北京にいなかったことが、あの惨敗の最大の原因だったかもしれません。

posted by ルイ10世 at 16:51| Comment(9) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月18日

日本野球レベル高過ぎ!「あの」渡田均審判が誤審を正しい判定に覆すの巻

いやぁ、やはり日本野球のレベルはあらゆる面で高いようですね!

「世界に冠たる日本野球」の力を証明すべく、日本代表はWBCで戦いを続けています。準決勝進出をかけた韓国戦を控え、多くの野球ファンも眠れぬ夜を過ごしているに違いありません。そんな17日、一足早く別の日本代表が、WBCの舞台で日本野球のレベルの高さを証明していた模様。

それは、現地に派遣された日本審判団の1人、渡田均さん。

渡田さんは、日本プロ野球でも長く審判部主任をつとめるベテラン審判員ですが、むしろファンからは「あの渡田」「また渡田か」という別の意味で有名な存在。渡田さんは判定を巡ってモメることが多く、ファールをホームランと言ってしまったり、ワンバウンド捕球をノーバウンド捕球と判定したり、判定を巡る抗議でたびたび試合を中断させてきた御仁。特に有名なのが2006年横浜VSソフトバンク戦でのフェア判定の件。横浜・多村の三塁線への打球を、三塁塁審はファウル判定のジェスチャーを見せたにもかかわらず、球審の渡田さんが華麗に覆しフェア判定としたため、ファウルだと思い込み走るのを止めていた走者がアウトにされて試合が終了したという事件です。この判定を巡っては、横浜は当然猛抗議をし、観客も抗議のため球場に居座るという大騒動になりました。このとき、渡田さんが見せたフェアのポーズはあまりに華麗だったため、後にAA化され今でも掲示板等で使用されているほど。まぁ、それぐらい有名なお方なのです。

そんな渡田さんが、WBC2次ラウンドのベネズエラVSプエルトリコ戦で、判定を巡るモメごとを鎮めていたというのです。渡田さんがモメる場面は何度も記憶にありますが、渡田さんがモメごとを鎮めるなんてこれは一大事。まぁもっとも、向こうの審判にはタッチアップの判定も出来ないボブ・デービッドソンとか、文句を言われるとあからさまな偏向判定を始める屈折人格者とか、オカシイのがいるのです。渡田さんなんて印象的なモメごとが多いだけで、しっかりした技術をお持ちの方。向こうの審判に混じれば輝いて当然なのです。今回の一件で、日本野球は審判員という部分でも一流だと、証明されたと言えるでしょう。

posted by ルイ10世 at 21:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月17日

ミスター困惑「聞いていない」…WBCバッジ無断販売

アテネ五輪の野球で日本代表監督だった長嶋茂雄氏(73)が個人的に作製し、第1回WBC監督の王貞治氏(68)や今回の原辰徳監督(50)らに贈った特製「日の丸型ピンバッジ」が無断で販売されていることが分かり、ミスターも「全く聞いていない」とカンカンだという。同バッジの一切の権利を持つ「ナガシマ企画」が製造会社に対し、製造・販売などを禁止にする仮処分を東京地裁に申し立てたことが17日までに分かった。

 ピンバッジを無断で製造・販売していたのはアート&デザインプロデュース会社の「アー・マン・インク社」(東京・港区)。同社は同タイプのピンバッジを「JFLAGピンブローチ」として、31万5000円(限定50個)で2月上旬から現在も販売を続けている。バッジはダイヤモンドとルビーがちりばめられ、シンプルなデザインで「フェア精神」をアピールしているという。


 ピンバッジに関する一切の権利を長嶋氏から譲渡されている「ナガシマ企画」(長嶋仁子代表=茂雄氏長男、一茂氏夫人)によると、ピンバッジは2006年の第1回WBC日本代表の王監督に贈るため、長嶋氏が同社に制作を依頼し、「私の分まで頑張ってほしい」と渡し、今回の原監督にも同様の意を込め直接手渡したものという。


 ナガシマ企画は今年2月下旬、ピンバッジがインターネットで無断で同社から販売されていることを発見。今月13日、東京地裁にピンバッジの製造・販売等を禁止する仮処分を申し立てた。ナガシマ企画は「思い出の品はビジネスの対象ではない」とコメント。また、長嶋氏も「ピンバッジが売られることは全く聞いていない」と遺憾の意を表明しているという。

posted by ルイ10世 at 17:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月16日

眠気も吹き飛ぶ完勝劇!WBC日本代表は強豪キューバを完封撃破!

眠い!嬉しい!でも眠い!でも嬉しい!

WBC2次ラウンド、強豪キューバとの初戦を迎えた日本代表は、完璧な戦いぶりで6-0の完封勝ち。世界一へまた大きな一歩を踏み出しました。日本時間の月曜午前5時開始という、観戦には非常に厳しい条件となったこのゲーム。会社を休めない多くの社会人は、一度寝て5時に起きるか、徹夜観戦後に出社するか、いずれにせよ苦労をされたことでしょう。しかし、苦労しても観る価値のある一戦、苦労して観た甲斐のある一戦でした。

何と言ってもこの試合光ったのは、先発・松坂大輔のピッチング。キューバの強力打線に臆することなく、むしろそれを飲み込むような圧巻の内容で、6回を5安打無失点8奪三振、しかも四死球はゼロ。特に、変化球の制球が抜群で、見ていてもまったく不安がありませんでした。2回表の味方の攻撃では小笠原・内川が相手の牽制で相次いでアウトになり、3回裏キューバ・パレの打席ではイチロー・城島がファールフライを相次いで落球するなど、リズムを崩しそうな嫌な場面もありましたが、松坂は見事にキューバ打線をねじ伏せてみせたのです。

打線も1次ラウンドで不振だった岩村・小笠原に当たりが戻り、先制・中押し・ダメ押しと理想的な流れでの6得点。チャンスを掴むたびにタイムリーが飛び出したことはもちろん、犠牲フライや内野ゴロで1点を搾り取る攻撃もあり、いい内容の得点ばかり。次戦以降にもつながる、大きな手応えを得られました。

これで日本代表はWBC4戦で2度目の完封勝利となり、4戦合計失点もわずか3点。コールド勝ちとコールド負けを繰り返す大味なチームが多い中、「世界最高の投手力」を軸とした日本の堅実な戦いぶりは、現時点でもっとも世界一にふさわしいチームと言えるでしょう。この後も厳しい戦いが続くわけですが、「世界に冠たる日本野球」を証明するためにも、むしろ強い相手とどんどん戦いたいもの。優勝候補筆頭とも言われたドミニカが1次ラウンドで敗退していますが、ヨソが崩れての優勝では嬉しさ半分。全力をぶつけ合い、そのうえで勝つ。日本代表にはそんな王者の野球を期待したいですし、ここまでは十分その期待に応えてくれています。まさにサムライ、本当に頼もしい男たちです。

ということで、日本代表の見事な戦いぶりを、16日にTBSが放送した「WBC第2ラウンド 日本VSキューバ戦」からチェックしていきましょう。



◆どうでもいいけど、キューバが色々とテキトーな感じでワロタwww

注目のキューバ先発は、160キロを超える剛速球の持ち主チャプマン。しかし、球が速いだけで勝てるとは限らないのが野球の面白いところ。これまでの試合の様子をVTRなどで見ても、制球もいまひとつで荒削りな印象の投手。じっくり四球を選らんで足でかきまわせば簡単に攻略できるはずです。

posted by ルイ10世 at 19:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月14日

ヤクルト「赤川おまえもか」

こうも不毛だといい加減にしろと言いたくなる。

 ヤクルトのドラフト1位左腕・赤川(宮崎商)が、10日のソフトバンク戦に先発。一軍残留をかけたマウンドで四球を連発して自滅し、二回途中9失点の大乱調。登板後、即刻二軍落ちが決まった。

「ストライクを取ろうとボールを置きにいって腕が振れなかった。ここまで緊張したのは初めて。雰囲気にのまれました」

 自らチキンハートぶりを反省した赤川に高田監督は、「二回か三回までと思っていたけど、ムリやったね。今のままではプロで通用しない」とバッサリだった。

 それにしても、近年のヤクルトの「高卒ドラ1投手」は期待を裏切り続けている。

 ヤクルトは過去10年間で6人の高卒投手をドラフト1位で獲得。99年石堂、03年高井、06年村中、07年増渕、08年由規(佐藤)、そして今年はこの赤川を獲得したが、石堂はプロ9年間でわずか11勝にとどまり、07年オフに現役引退。高井はプロ6年間で18勝。村中は昨年6勝を挙げたが、左肩の故障で復帰のメドは立っていない。

 1年目に東京ドームでの巨人戦に登板しコテンパンにやられて「大観衆にチキった」と漏らしていた増渕も、2月18日の韓国SKとの練習試合で3回8失点の大炎上で二軍落ち。今季の活躍が期待される由規も、決して強心臓とはいえないから心配だ。

「過去には石井一(現西武)ら高卒投手の成功例もあるが、ヤクルトのスカウトは選手をリストアップするに当たり、家庭的なチームカラーにマッチするよう“性格が良くて練習熱心”な選手を好む。この点にこだわるから、素質はあって人が良くても、ピンチになると腕が振れなくなるなど、投手として活躍するために大切な部分である闘争心に欠ける選手が多いのです」(チーム関係者)

 プロの世界では「人が良い」はホメ言葉にはならない。



大嶺が入るのは「先発ローテ」ではなく「放出リスト」

入った球団が悪かったか。

 10日、ロッテは横浜とのオープン戦に高卒3年目の大嶺を先発させたが、5回2四球、7安打を打たれ4失点。大嶺は3日の中日戦でも四回途中、7失点でKOされている。2試合続けて不甲斐ない投球をした大嶺は、

「変化球でストライクが取れず、直球を狙われた。前回と一緒です」

 と、意気消沈。そんな3年目右腕に迫るのが「放出」の2文字だ。ロッテのフロントは、今季限りで退団させるバレンタイン監督のカラーを消そうと必死になっている。

 ボビー自ら獲得に動いた05年高校生ドラフト1巡目の柳田は、3年目の昨季10月に戦力外通告を受けた。先日阪神にトレードされた久保は、ボビーが就任1年目に自由枠で入団し、05年新人王として同年日本一の原動力になった右腕だ。ボビーは久保の放出に猛反対したが、フロントは聞く耳を持たなかった。大嶺は06年高校生ドラフトでスカウトの反対を押し切り、ボビーが強行指名した秘蔵っ子。キャンプ地を石垣島に移転したのも、大嶺を口説き落とすための“土産”だった。

 バレンタイン監督は「大嶺は成長し続けている」と話したものの、チャンスをものにできずグズグズしていると、大嶺もオフには放出リストに載せられるかもしれない。

posted by ルイ10世 at 23:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月13日

指名挑戦者を1Rで返り討ち!長谷川穂積強過ぎワロタw

これはもう伝説のチャンピオンですね!

キレイな嫁さんも、カワイイ子供も、癌と闘うお母様も、それを支える息子の想いも、そんな人間ドラマなんて長谷川穂積の試合には必要ありませんでした。ただリング上にある美しいボクシングがあれば、もはや実況や解説すら必要無いほどに、長谷川穂積は圧倒的で魅力的でした。この試合ぶりならばYouTubeで見た外人でさえもHASEGAWAというボクサーに魅了され、何度も再生してしまうに違いありません。

直近の防衛戦では2試合連続で2RKOという短期決着を見せた長谷川。決して安くはないチケット代を払って、長谷川の試合を見に来たお客さんにとっては、あまりありがたくない決着でした。もちろん長谷川が強いのは結構なのでしょうが、それにしても5分くらいで試合が終わっちゃうのでは寂しい話。しかし、今回は世界ランキング1位の指名挑戦者。さすがの長谷川も2RKOなんてワケにはいかないだろう。今回はじっくり見られるに違いない。

…と思ってたら1RTKOって何じゃそりゃw

ボクシングに打ち込み、殴られても殴られても殴られても倒れないための訓練を積み、世界1位にまでのぼりつめた人間を1RでTKOするなんて。最初のダウンを奪った左ストレートはスローで見ても驚くようなスピードとタイミング。そして、立ち上がった相手に襲い掛かる、長谷川の野獣のような猛攻。20発ものパンチを浴びせた長谷川の回転は、思わず「コイツ大人気ない…」と呆れてしまうほどでした。試合を決めた最後のダウンも、あしたのジョーばりのクロスカウンターと、わずか3分に見せ場の連続。フリーノックダウン制を採用しているWBCでも、さすがに1Rからこれだけボコボコ倒せばレフェリーも止めるというもの。余りの強さに笑っちゃうとともに、「今後誰と戦えばいいんだ?」という変な心配を残して、長谷川穂積は8度目の防衛を達成したのです。

ということで、「金返さなくていいからもう1試合やれ!」と叫びたくなる試合について、12日の日テレが中継した「プロボクシング・ダブルタイトル戦 長谷川穂積VSブシ・マリンガ」からチェックしていきましょう。



◆もう戦う相手いないだろ…カンガルーとか熊とか呼んどけよ…。

もはや指名試合だろうが何だろうが、まったく不安を感じさせないほどの長谷川の強さ。めぼしいところは自分で潰してしまったので、他団体との統一戦をするか階級を上げるかくらいしか、今後の展開が思いつかないほど。日本ボクシング史上においても、具志堅用高さんとか渡辺二郎被告とかくらいしか、比較の相手が思いつきません。

posted by ルイ10世 at 18:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月12日

「笑っていいとも!」に出演したトルシエ氏を見て、友達の大切さを考えた件。

まさにこれが、「友達の輪」というヤツなんですね…。

日本サッカーの黄金時代、そこには1人の外国人監督の姿がありました。ワールドユース準優勝、シドニー五輪ベスト8、アジアカップ優勝、コンフェデレーションズカップ準優勝、2002年ワールドカップベスト16、彼が残した結果はどれもが日本サッカー史に残る最高のものばかり。黄金世代の誕生と、自国でのワールドカップ開催という僥倖に恵まれたとは言え、その結果は長く評価されることになるでしょう。

その男、フィリップ・トルシエ氏は、日本サッカー史に深くその名を刻んだのです。

しかし、これが日本以外ではどうかと言うと、かなりの放浪流転ぶり。アフリカ諸国で実績を積み、日本での栄光に満ちた4年間を過ごした後は、フランス代表監督候補に抜擢(面接で落ちる)、フランスリーグ・マルセイユ監督に就任(名門チームをどん底まで叩き落とす成績不振で半年でクビ)、カタール代表監督に就任(成績不振でアジアカップ中にクビ)、モロッコ代表監督に就任(5年契約のはずが2か月でクビ)、FC琉球総監督に就任…と流れ流れて今に至る次第。世界を飛び回り、結局また沖縄でサッカーに関わっていることを考えると、彼にとって日本は運命の土地だったのかもしれません。日本が何を得たかはともかく、彼は日本で「栄光」と「友」という、人生の素晴らしいものを2つも得たのですから。

思うに、人が生きる場所とは「友」のいる場所ではないでしょうか。故郷があり住処があり仕事があったとしても、人はそれでは生き永らえているだけです。共に語り、ときに怒り、愛し合える相手がいてこその人生。僕は真夜中の自室でパソコンに向かいながら、いつも空虚なものを感じています。この向こうには誰もいない、と。mixiのマイミクは相変わらず1人のままですし(2chで招待してくれた人)、携帯の最新着信履歴は昨年12月の母親からの電話、twitterの何が面白いのかもわかりません。今の心の救いは、「抱いて!」とか「今すぐ会いたい」とか「逆援助即希望」なんてメールが毎日10通ほど届くことくらい。むしろ僕は、日本から飛び出し、どこか異国でトルシエ氏のような出会いを求めるべきなのではないか。トルシエ氏を見ていると、自分の人生をも考え直してしまうのです。

とりあえず、友達が欲しい。

ということで、フィリップ・トルシエ氏が日本で得た素晴らしい「友」について、11日に彼が出演したフジテレビ「笑っていいとも!」からチェックしていきましょう。



◆何か、こういうときにさりげなくアクションできる人ってカッコイイです!

前日10日、何気なく見ていた「笑っていいとも!」。テレフォンショッキングのゲストは羽田美智子さんでした。お友達紹介の時間になったところで、「奥山和由さんかな?」と何となく思っていたのですが、それは「友人」じゃなく「○人」だということで呼ばれるはずもなく、何と名前があがったのはあのトルシエ氏。たどたどしい日本語でタモリさんとの会話に応じるトルシエ氏が、「イイトモ!」とやって来ることになったのです。

posted by ルイ10世 at 15:07| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月11日

「亀田流チェンジ!」興毅と大毅、大人のボクサーへ

今回の興行は「亀田流チェンジ!」と銘打たれていた。問題児のレッテル返上を目指す兄弟が試合後に発した言葉と態度は、確かに以前とだいぶ違った。

 今月4日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区)のリングで、そろって勝利を飾ったプロボクシングの亀田興毅選手(22)と大毅選手(20)。特に大毅選手は、KOで倒した相手ボクサーの実力と健闘を素直に認める変身ぶりだった。

 スーパーフライ級の10回戦に出場した大毅選手は、手ごわい相手と顔を合わせた。タイのワンディー・シンワンチャー選手(29)は現役世界ランカーで、より軽い階級だった頃には2階級を制覇した元世界チャンピオンだ。経験豊富で、動きにも衰えはない。1〜4回は多彩な連打で攻勢だった。

 大毅選手がペースを奪い返したのは、左パンチをボディーと顔面に打ち分け始めた5回から。当たり出せば、パワーには定評がある。このラウンド終盤、脇腹をえぐる左フックでダウンを奪取。続く6回、早々に連打から同じパンチを見舞って勝負をつけた。

 試合記録には「6回27秒」のKOタイムが書き込まれ、リングアナウンサーからマイクを向けられた。だが、もう試合後の歌パフォーマンスは、やらない。

 「試合が始まってからずっと、勉強だった」。苦しい展開になったことよりも、得意の左にモノを言わせた勝ち方が、本人は不本意だったらしい。「右の時は右、左の時は左ばっかり使って、偏りすぎ。ワンディーは強かったし、KOできたことは良かったけれども」。殊勲の白星を淡々と振り返り、反省材料を並べて試合を振り返る姿勢自体が、反則の連発で批判を浴びた2007年10月の世界初挑戦以前には考えられなかったことだ。

 それを記者会見で指摘されると、かすかに苦笑いを浮かべて語った。「『オレは強い、オレは強い』って、がむしゃらに自分に言い聞かせてきたからなぁ。今までは……」

 一方の興毅選手は、相手のメキシコ人選手が「世界20位」のランキングが信じられないほど非力で、一方的に2回2分9秒のKO勝利を手にした。手応えは物足りなかったはずだが、それでも試合後は調子に乗った言葉を控えた。「日本での試合は久しぶりだし、入場から楽しかった。ジムやスポンサーが試合を実現させてくれた」。しみじみと、周囲に感謝した。

 過去が過去だけに、改心を認めてもらえるまでには、まだまだ時間がかかるだろう。5000人収容の観客席も6〜7割の入りだった。それでも、世間の荒波にもまれた時期を経て、2人は大人のボクサーらしい道を歩み始めたように見える。

posted by ルイ10世 at 20:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月10日

WBC日韓戦第2ラウンドは、0-1の惜敗ながら数多くの収穫があった件。

悔しいけど、面白い試合でした!

これもまた野球、ということでしょう。WBC1次ラウンド、1位通過をかけて行われた2度目の日韓戦は息詰まる投手戦となりました。4回表に韓国が1点をあげたきり、ズラリと並ぶゼロ。両チームとも走者を出しながら、韓国は日本の好守と自らの走塁ミスでチャンスを逸し、日本は「あと一本」が出ないといういつもの展開。7日の一方的なゲームと比べるとまるで別物の試合展開ですが、このひりつくような投手戦もまた野球の素晴らしい魅力です。悔しいことも、腹が立つことも、采配への不満も、すべてひっくるめて観戦の喜び。そういう意味で、今夜もとても楽しい夜となりました。

確かに勝てば気分がいいですし、負ければ気分が悪いです。しかし、「負け」を堪能するのも必要なこと。何でも勝ちっぱなしというわけにはいきません。勝つことだけにしか喜びを見出せなくなったら、それはもう観戦する意味も無いのです。毎日毎日、球を投げて棒を振り回して似たようなことをやっているんですから、勝ったり負けたりしなきゃ何にも代わり映えしないでしょう。今回の試合などは、負けても大して痛手が無いときに、悔しさを噛み締めることが出来たのですから、タイミングとしては最高。どうせキューバだろうがオーストラリアだろうがやっつける気でいるんです。ここで1位通過とか2位通過とか、女々しいことを言うのはよしましょう。

しかし、そんな悔しい負けの中にも、数多くの収穫があったのも事実。全勝優勝の夢は潰えましたが、この試合から得た収穫で、2連覇を達成してくれるなら十分。明日につながる負けとなるよう、日本代表諸氏には今夜の収穫を大切にしてもらいたいものです。

ということで、つらつらと負け惜しみを展開してまいりましたが、9日に行われたWBC1次ラウンド日本VS韓国戦から、日本代表の収穫をチェックしていきましょう。



◆えー、引き続きここからは、掌返しと結果論を楽しみたいと思います!

収穫1:世界最高の投手力を確認できた

4・5・7・9回と4度先頭打者に四球をプレゼントし、合計7個もの与四球を記録した投手陣。普通これだけやらかせばビッグイニングを作られてもおかしくないのですが、結局1点しか許さなかったあたり、さすが「世界最高の投手力」といった貫禄。今後、変な審判に変な判定をされても、粘り強く抑えてくれるという手応えを得られたのは収穫です。地味にヒット以外は外野に1度しか打球を飛ばされなかったあたりにも、キラリと光るものを感じます。



収穫2:鉄壁の守備陣を確認できた

5・7・9回と3度のダブルプレーを完成させた守備陣は、まさに鉄壁。前回の韓国戦も含め、野手の好判断でたびたび相手走者を封殺するなど、その隙の無さは頼もしい限り。今後の厳しい試合において、「アイツ落下点に入ってから落球しそう…」なんて余計な心配をしなくていいのは、投手にとっても、ファンにとってもありがたい話です。



収穫3:打てない打線を再確認できた

かねてより覚悟している通り、日本は「打てない」チーム。それが、先日の14点コールドなんて大勝で、ちょっと浮かれ気分になっていました。今夜の試合で「あぁやっぱり打てないんだ」と再確認でき、チームもピッと締まったことでしょう。「村田につなげ!」「村田なら何とかしてくれる」なんて夢見心地のまま2次ラウンドに進んでいたら、連覇は難しかったに違いありません。



収穫4:「意外性」は「打ったら意外」という意味だと確認できた

原監督曰く「意外性を期待した」という下位打線。7番から9番にズラッとメジャーリーガーを並べたことで、「どこからでも点が取れる」なんてファンも浮ついた気分になっていました。しかし、「9番はやっぱり9番目なりの打棒」という事実を確認できたことで、上位打線の「俺たちがやらねば」という自覚をうながせたことは大きな収穫。逆に、この先ヒットが出たら「意外に打つな」と少し得した気分になれそうです。



収穫5:左の代打に切り札が用意できた

厳しい試合では、当然代打攻勢も予想されますが、日本の左打者はほとんど先発しており、代打は阿部くらいしか見当たらない状況。しかし、ブルペンのことを考えれば、捕手を代打で出すのはできれば避けたいところ。そんな中、今夜の試合で小笠原を代打要員としてベンチに置いておく形が見えたのは収穫。置きっ放しでお守り代わりにするのも良いですし、負けそうになったら「フルスイング三球三振」「華麗なるバット折り」などで、美しい試合終了を狙うのも良さげです。



収穫6:2番・中島のバント技術を確認できた

今回のチーム、特に1番から3番までは足を生かせる並び。盗塁、エンドランなどさまざまな作戦が考えられます。そんな中、8回の攻撃で、2番・中島のバント技術を確認できたのは大きな収穫。あの危なっかしさを頭に入れておけば、今後の采配でも「どうせ危ないならイチローを走らせよう」とか「どうせ危ないなら思い切って打たせよう」とか、「攻めの采配」が期待出来そうです。



収穫7:解説の古田さんがいい仕事をした

失点した4回表、「ここはシュートで攻めるから三塁線を閉めろ」とテレビで言い切った古田さん。その言葉通り、三塁線を破られて失点するわけですが、古田さんが予言してくれたことで、「岩隈が打たれた!」ではなく「三塁線閉めないサードがアホ」という形で失点を受け止めることができました。三本柱の一角が打たれたという悪いイメージを持たずに済んだこと、そこまで考えが至らなかったファンも「サードがな…」と得意気になれたことは、気分的にプラスです。

posted by ルイ10世 at 18:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月09日

WBC日韓戦翌日でも、Jリーグ情報を優先する中日スポーツに惚れた件。

中日スポーツってのは大したもんですね!

WBC1次ラウンド日本VS韓国戦は、まさに日本中を熱狂させるような素晴らしい戦いとなりました。ニュース番組でも、新聞各紙でも、飲み屋の無駄話でも、あらゆるところで日本代表の戦いぶりが讃えられました。夕方に日テレでやっていたボクシングWBC世界王者長谷川穂積の特番も、脳が勝手に野球特番だと勘違いしてしまうほど、日本はWBC一色となっていました。

とは言え、3月7日は野球以外にも大きな話題がたくさんあった日。上村愛子さんはモーグル世界選手権で初優勝を果たし、歓喜の涙を流していました。伊藤みきさんの好調と合わせ、来年に迫ったバンクーバー五輪へ向けて、夢を膨らませるビッグニュースです。またサッカーでも、7日はJリーグ開幕の日。J1に初参戦するモンテディオ山形が歴史的勝利をおさめ、いきなりの好カードとなった鹿島VS浦和の赤色決戦では鹿島が快勝するなど、各地で熱戦が繰り広げられました。どちらもWBC日韓戦に重ならなければスポーツ新聞の1面を飾れるニュースでしたので、ファンの方にとっては少し残念な日となったかもしれません。

しかし、ご安心ください。

どれほどWBCが盛り上がろうとも、地元Jクラブのことを追いかけ、1面のトップニュースで扱ってくれる新聞はあるのです。阪神御用達のデイリースポーツですら「やっぱりイチローだ」という見出しでWBCの話題を報じ、間違っても「岩田が締めた!韓国斬り」とか「真弓指令!今岡代打の切り札」なんて、阪神見出しはつけないご時勢に、何と気骨のある新聞社でしょう。そうです、その新聞とはもちろん中日スポーツ。イチローが愛工大名電出身だろうが、稲葉が愛知県出身だろうが、福留が元中日だろうが関係ありません。地域密着、地元重視、郷土愛。あくまでも名古屋地域のニュースが最優先。3月7日は、グランパスの開幕戦に勝るニュースなど無いのです。さすが色々な意味で独立気風にあふれ、東京とも大阪とも折り合いの悪い地域だけのことはありますね。

ということで、中日スポーツがWBCよりもグランパスを取った、気骨あふれる1面を早速チェックしていきましょう。

posted by ルイ10世 at 19:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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