2009年03月10日

WBC日韓戦第2ラウンドは、0-1の惜敗ながら数多くの収穫があった件。

悔しいけど、面白い試合でした!

これもまた野球、ということでしょう。WBC1次ラウンド、1位通過をかけて行われた2度目の日韓戦は息詰まる投手戦となりました。4回表に韓国が1点をあげたきり、ズラリと並ぶゼロ。両チームとも走者を出しながら、韓国は日本の好守と自らの走塁ミスでチャンスを逸し、日本は「あと一本」が出ないといういつもの展開。7日の一方的なゲームと比べるとまるで別物の試合展開ですが、このひりつくような投手戦もまた野球の素晴らしい魅力です。悔しいことも、腹が立つことも、采配への不満も、すべてひっくるめて観戦の喜び。そういう意味で、今夜もとても楽しい夜となりました。

確かに勝てば気分がいいですし、負ければ気分が悪いです。しかし、「負け」を堪能するのも必要なこと。何でも勝ちっぱなしというわけにはいきません。勝つことだけにしか喜びを見出せなくなったら、それはもう観戦する意味も無いのです。毎日毎日、球を投げて棒を振り回して似たようなことをやっているんですから、勝ったり負けたりしなきゃ何にも代わり映えしないでしょう。今回の試合などは、負けても大して痛手が無いときに、悔しさを噛み締めることが出来たのですから、タイミングとしては最高。どうせキューバだろうがオーストラリアだろうがやっつける気でいるんです。ここで1位通過とか2位通過とか、女々しいことを言うのはよしましょう。

しかし、そんな悔しい負けの中にも、数多くの収穫があったのも事実。全勝優勝の夢は潰えましたが、この試合から得た収穫で、2連覇を達成してくれるなら十分。明日につながる負けとなるよう、日本代表諸氏には今夜の収穫を大切にしてもらいたいものです。

ということで、つらつらと負け惜しみを展開してまいりましたが、9日に行われたWBC1次ラウンド日本VS韓国戦から、日本代表の収穫をチェックしていきましょう。



◆えー、引き続きここからは、掌返しと結果論を楽しみたいと思います!

収穫1:世界最高の投手力を確認できた

4・5・7・9回と4度先頭打者に四球をプレゼントし、合計7個もの与四球を記録した投手陣。普通これだけやらかせばビッグイニングを作られてもおかしくないのですが、結局1点しか許さなかったあたり、さすが「世界最高の投手力」といった貫禄。今後、変な審判に変な判定をされても、粘り強く抑えてくれるという手応えを得られたのは収穫です。地味にヒット以外は外野に1度しか打球を飛ばされなかったあたりにも、キラリと光るものを感じます。



収穫2:鉄壁の守備陣を確認できた

5・7・9回と3度のダブルプレーを完成させた守備陣は、まさに鉄壁。前回の韓国戦も含め、野手の好判断でたびたび相手走者を封殺するなど、その隙の無さは頼もしい限り。今後の厳しい試合において、「アイツ落下点に入ってから落球しそう…」なんて余計な心配をしなくていいのは、投手にとっても、ファンにとってもありがたい話です。



収穫3:打てない打線を再確認できた

かねてより覚悟している通り、日本は「打てない」チーム。それが、先日の14点コールドなんて大勝で、ちょっと浮かれ気分になっていました。今夜の試合で「あぁやっぱり打てないんだ」と再確認でき、チームもピッと締まったことでしょう。「村田につなげ!」「村田なら何とかしてくれる」なんて夢見心地のまま2次ラウンドに進んでいたら、連覇は難しかったに違いありません。



収穫4:「意外性」は「打ったら意外」という意味だと確認できた

原監督曰く「意外性を期待した」という下位打線。7番から9番にズラッとメジャーリーガーを並べたことで、「どこからでも点が取れる」なんてファンも浮ついた気分になっていました。しかし、「9番はやっぱり9番目なりの打棒」という事実を確認できたことで、上位打線の「俺たちがやらねば」という自覚をうながせたことは大きな収穫。逆に、この先ヒットが出たら「意外に打つな」と少し得した気分になれそうです。



収穫5:左の代打に切り札が用意できた

厳しい試合では、当然代打攻勢も予想されますが、日本の左打者はほとんど先発しており、代打は阿部くらいしか見当たらない状況。しかし、ブルペンのことを考えれば、捕手を代打で出すのはできれば避けたいところ。そんな中、今夜の試合で小笠原を代打要員としてベンチに置いておく形が見えたのは収穫。置きっ放しでお守り代わりにするのも良いですし、負けそうになったら「フルスイング三球三振」「華麗なるバット折り」などで、美しい試合終了を狙うのも良さげです。



収穫6:2番・中島のバント技術を確認できた

今回のチーム、特に1番から3番までは足を生かせる並び。盗塁、エンドランなどさまざまな作戦が考えられます。そんな中、8回の攻撃で、2番・中島のバント技術を確認できたのは大きな収穫。あの危なっかしさを頭に入れておけば、今後の采配でも「どうせ危ないならイチローを走らせよう」とか「どうせ危ないなら思い切って打たせよう」とか、「攻めの采配」が期待出来そうです。



収穫7:解説の古田さんがいい仕事をした

失点した4回表、「ここはシュートで攻めるから三塁線を閉めろ」とテレビで言い切った古田さん。その言葉通り、三塁線を破られて失点するわけですが、古田さんが予言してくれたことで、「岩隈が打たれた!」ではなく「三塁線閉めないサードがアホ」という形で失点を受け止めることができました。三本柱の一角が打たれたという悪いイメージを持たずに済んだこと、そこまで考えが至らなかったファンも「サードがな…」と得意気になれたことは、気分的にプラスです。

posted by ルイ10世 at 18:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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