ピンバッジを無断で製造・販売していたのはアート&デザインプロデュース会社の「アー・マン・インク社」(東京・港区)。同社は同タイプのピンバッジを「JFLAGピンブローチ」として、31万5000円(限定50個)で2月上旬から現在も販売を続けている。バッジはダイヤモンドとルビーがちりばめられ、シンプルなデザインで「フェア精神」をアピールしているという。
ピンバッジに関する一切の権利を長嶋氏から譲渡されている「ナガシマ企画」(長嶋仁子代表=茂雄氏長男、一茂氏夫人)によると、ピンバッジは2006年の第1回WBC日本代表の王監督に贈るため、長嶋氏が同社に制作を依頼し、「私の分まで頑張ってほしい」と渡し、今回の原監督にも同様の意を込め直接手渡したものという。
ナガシマ企画は今年2月下旬、ピンバッジがインターネットで無断で同社から販売されていることを発見。今月13日、東京地裁にピンバッジの製造・販売等を禁止する仮処分を申し立てた。ナガシマ企画は「思い出の品はビジネスの対象ではない」とコメント。また、長嶋氏も「ピンバッジが売られることは全く聞いていない」と遺憾の意を表明しているという。

